
訪問看護師
Nurse
地域にお住まいの利用者さんのご自宅へ伺い、看護に関わる業務を行います。治療が主体となる病院とは違い、利用者さんが主体となり、どのように過ごしていただくのが最適なのかを考えて方針を決めていく仕事です。利用者さんとのコミュニケーションを重視したい方に向いています。
JOB DESCRIPTION
お仕事内容
訪問看護業務と安心ケアシステム(定期巡回・随時対応型訪問介護看)の両方に関わります。訪問看護業務はバイタルチェックや褥瘡(じょくそう)の処置など基礎的な業務が中心で、ときにはご家族さんへケアの方法をアドバイスもすることもあり、コミュニケーションを取る機会が多いのも特徴です。安心ケアシステム(定期巡回・随時対応型訪問介護看)は訪問介護のようなイメージで、トイレ介助や食事介助などに取り組みます。どちらも利用者さんと会話を通して信頼を築いていくことが大切です。
一日の流れ
出勤・朝礼
出勤後は情報共有システムにアクセスして、その日に訪問する利用者さんのご様子を把握し、朝礼を行います。
出発
準備ができれば、午前の訪問に出発。業務車両(主に軽自動車)を使い、地域にお住まいの利用者さんのもとへ伺います。訪問看護の目安は30分、定期巡回は20分が目安です。この日は両方合わせて、6件訪問しました。

帰所・電話対応
事務所に戻り、午前中にかかってきていた電話の内容を確認し、折り返します。

休憩
利用者さんと一緒にフロアで食事をとり、休憩スペースでゆっくりします。
出発
午前と同じように、地域のさまざまなところへ伺います。午後の件数は6~8件が目安です。また、できるだけ業務と業務の間に記録を作成していきます。スマートフォンの音声入力を利用すると効率が良くなります。

帰所・記録作成
事務所に帰ったあとは、残っていた記録作成を進め、情報共有システムを使用してクラウド上にアップします。

退勤
記録のアップが終われば退勤です。ほとんど残業はありません。

推しポイント
お一人おひとりと深い関係を築ける!
病院とは異なり、利用者さんやそのご家族の方々との関係を深めていくことができます。「○○さんが来てくれてうれしい」といったお言葉をいただけることもあり、病院以上に会話ができる環境だからこそ、普段はなかなか聞けないような深いお話をしてくださる方もいらっしゃいます。また、介護職やリハビリ職のスタッフとも連携を取りながら、チームとして一体感を持って利用者さんを支えることができる点も魅力です。
頑張りポイント
治療よりも生活の質に主眼がある!
病院勤務から転職されると、方向性の違いに戸惑うことがあるかもしれません。病院では治療が主な目的ですが、訪問看護の現場では、その方らしい生活を実現することが最も重要な目的となります。たとえば、病院でタバコやアルコールが禁止されていたとしても、利用者さんの状態に応じて、コントロールできる範囲内で許可することもあります。また、採血や点滴などの医療行為が少ないため、医療技術の向上を目指すことは難しい点もあります。その分、利用者さん一人ひとりに寄り添い、生活全般をサポートすることにやりがいを感じることができます。