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北さん
2016年入職
PROFILE
病院でキャリアを積み、出産を機に退職。子育てが落ち着いたタイミングで「あすならホーム檪本」のパート看護師として勤務開始。翌年に訪問看護ステーションが併設され、フルタイムに切り替える。その半年後に、正社員登用制度を活用し正職員に。2020年、訪問看護ステーションが「あすならホーム山の辺」に移設され、同事業所に異動。管理者に就任し、あすなら安心ケアシステム(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)の管理者も兼任する。趣味はダイヤモンドアート。
最初は子どもも小さかったので、週1回だけ働ける職場を探していて、職業紹介所で見つけたのが協同福祉会でした。病院では呼吸器内科や検査室、緊急外来を経験してきましたが、介護業界での看護は初めてのこと。治療が最優先ではなく、いかに悪化させずに人生をより豊かなものにしていくかを考えるのは新鮮でした。いまでは、当法人での仕事の方が自分の性に合っていると感じています。
協同福祉会で働く良さは、チームで利用者さんの笑顔をつくるところにあります。その方の人生に着目し、「こういう風に過ごしていきたい」というご希望を実現できるように、どう医療を組み込んでいくかを考えています。治療が最優先事項ではないため、たとえばお酒やタバコといった嗜好品も「生活の楽しみ」と捉えて、禁止にするのではなく節制という形をとってストレスを感じずに済む方向へ舵を切っています。利用者さんに寄り添ったサービスを提供するために必要不可欠なのがケアマネジャーの存在です。お一人おひとりのご経歴などヒアリングして得た情報を共有してもらえるおかげで、新規の方であっても円滑にコミュニケーションを取れています。
個人的な訪問看護の好きな点は、利用者さんやそのご家族さんとの距離が近いことです。数ある看護師の中の一人としてではなく、家族の一員のように迎え入れてくださり、「あなたが来てくれてうれしい」「退院の不安があったけど、あなたのおかげで安心してる」とおっしゃっていただけると、これからもがんばっていこうと自然とやる気がわいてきます。また、週1回勤務のパート職員から正職員にステップアップできた理由の一つは、子育てがしやすい環境が整っていることです。台風などの災害時に学校を早退してくる際、事務所で子どもを預かってもらえるのでとても助かっています。
訪問看護や安心ケアシステム(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)を通して、利用者さんの豊かな暮らしを支えていくだけでなく、事業所が地域の方たちにとって、お困りになった際に気軽に相談できる場所になることがひとつの目標です。現在事業所では買い物が困難なご高齢の方のため、毎月10・20・30日にバスを出してスーパーの送り迎えを行う「買い物バス」を実施しており、あすならホーム山の辺がある天理市の行事にも参加しています。このような地域貢献活動と日常業務の両方を担うことは大変な部分もありますが、地域の方に安心な生活を提供するためにも欠かせません。さまざまなことを一緒に楽しみながら関わってもらえる仲間が増えるとうれしいです。
病気の早期発見や点滴・採血・気管吸引をはじめとした看護技術など、病院看護で身に付くものも確かにありますが、協同福祉会で働くにあたっては介護が主体となるため、病院での勤務経験がなくても大丈夫です。介護職やリハビリ職員と協力し合いながらチームで利用者さんのお困りごとの解決を目指せる方であれば、やりがいを持って日々の仕事に取り組めます。実際、職種間をまたいだコミュニケーションも活発です。地域の笑顔を一緒に増やしましょう!