その方の暮らしぶりを見つめ必要なリハビリを提供できる。
波多野さん
2023年入職
PROFILE
前職では老人保健施設でリハビリに関わり、2023年に協同福祉会に入職。あすならホーム富雄 安心ケアシステム（定期巡回・随時対応型訪問介護看護）に所属し、地域にお住まいの利用者さんの快適な暮らしを支える。インドア派で、休日はテレビゲームを楽しむなど自宅でまったりとした時間を過ごす。
生活の場で直接リハビリを行えることが訪問のメリット。
前職まで介護老人保健施設でリハビリに取り組んできたので、訪問リハビリの仕事は新鮮に映りました。施設であっても訪問であっても、利用者さんが自立した生活を送れるようにするという方向は同じですが、施設ではどうしても利用者さんの退所後の生活が見えません。そのため、筋力を落とさないことが中心になりがちでしたが、現在の職場は利用者さんのご自宅そのもの。暮らしていくために必要な動作がわかるので、これまで以上にその方にフィットしたリハビリができている実感があります。だからこそ、階段をのぼり降りできるようになったというような目標が達成できたときは本当にうれしいです。
各ご家庭の状況に応じた提案ができるむずかしさと面白さ。
訪問リハビリは、ご自宅で行うために特有の難しさがあります。たとえば、部屋の間取りや廊下の広さ、物がどれだけ置かれているかといった環境の違い、さらにはトイレの使い方や家庭ごとのルールなど、利用者さんそれぞれによって異なります。そのため、毎回状況に応じた柔軟な対応が求められます。その中で、どのようなアプローチをしていくのかは簡単な話ではないですが、非常にやりがいを感じます。場合によっては、暮らしやすくするためのインテリアの配置も任せてもらえることもあり、ゼロから環境を築いていく面白さを味わえるのは訪問リハビリならではの魅力です。当法人では、入職後は慣れるまで同行してもらえますし、わからないことがあればすぐに電話で先輩・上司に確認できます。そのため、安心してチャレンジできました。
スキルを磨いていくほどやりがいを感じられる職場。
当法人の訪問リハビリは職員の裁量が大きく、知識が身に付くほど提案できる幅も広がります。設備投資を惜しまず、Ｕ字歩行器やピックアップ型歩行器、杖、トレーニング用の踏み台など多くの福祉用具を申請するとすぐに購入してもらえました。また、月1回法人内のリハビリ職員が集まって、それぞれの課題を話し合う場を設けていて、どのような悩みを抱えているのか、それをどう解決していくのかを学べる良い機会になっています。また、書籍購入補助制度をはじめスキルアップ支援も手厚いです。現在、私は事務所で最若手の職員として、今後は後輩の指導ができる存在になることを目指しています。多くの仲間たちと共に、地域の方々を支えることができればと思っています。
メッセージ
訪問リハビリの仕事をして感じるのは、どのようなタイプの職員であっても、その個性を必要とする利用者さんがいらっしゃるということです。たとえば、自分の話をするのが苦手な職員は聞き上手であることも多く、お話し好きな利用者さんに大変喜ばれています。それに、ひとりで訪問先へ向かいますが、わからないことは先輩や上司に気軽に電話して聞けるので孤独ではありません。興味を持たれた方は、ぜひ訪問リハビリに飛び込んできていただきたいです！
